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ゴットホルド・ベック宣教師とキリスト集会の歩み @


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軍国青年から宣教師に


 ベックさんが、リーベンゼラ・ミッションの派遣による宣教師としてドイツから日本に来たのは1953年。日本で働いたことのある、スイス人の宣教師と知り合ったことが、日本へ伝道に来るきっかけとなった。

 「戦時中は軍国青年でした。ヒットラーのために死にたい、ドイツは必ず勝つと信じていましたからね。でも、この経験を通して、大勢のドイツ人が信仰に導かれました。人間に頼ることの悲惨さを、身をもって感じたからです。多くの献身者が起こされ、アフリカへ宣教師となって伝道に行く人が大勢いましたね。私も、イエスさまのため宣教師になって働こうと決心したのです。」

 学校の教師の職を辞し、神学校へ。父親の強い反対があったが、決心は変わらなかった。

 来日後、二年間は渋谷の日本語学校で日本語を学んだ。来日前に婚約していたので、日本語学校で学んでいた時に結婚した。

 日本語の学びを終えた後、茨城県那珂湊市で開拓伝道を開始。ソロバン教室を借りて伝道を続けるうち、受洗者、牧師の道を歩む人が増えていった。





 
※このページの内容は、1989年度のキリスト新聞に記載された『主に遣わされて』の記事を参考にしています。